THEREなる術

THEREをOPENして早1年、無我夢中でやってきたというのが素直な気持ちである。
自ら店に立ち自ら作り出した洋服を自ら販売するという一見まったく無駄がなくこれ以上にないほどシンプルでストレートなシステムには様々なリスクがある事を1年を通して経験し痛感した。
理想はあくまでも理想なんだなぁって、実際やってみると思いもしなかった事が次から次へと顔をのぞかせ、しまいには自分の理想にまで苦しめられるはめに。
当初、生むべきものを必要な分だけ作ることを目指していたはずが、いつのまにかアパレルの生産常識に囚われ四苦八苦している自分がいた。
もっともっと売ることよりも必要としてくれる人たちに必要な分だけを作り届けたい。
ただそれを纏うだけで気持ちがハイになるような服を。
ストリートで生きる服を。
それを続けるには自分の力だけでは成し得ない、お客さんの理解や愛情がなけりゃそんな理想は始めから綺麗ごとでしかなく、あっという間に消えてなくなる。
まさにこれが自分が目指す本来のショップの姿ではないかと思う。
理想を打ち立て挑むことはそんなに難しいことではない、それを成し遂げ続けることが何よりも難しいことなのだと、それをできることこそがブランドの誇りなんだと思う。

THEREで在り続けるためのTHEREなる術。

それがどんなことなのか俺にもわからないが、ただこのままでは9年前までやってたことと大して変わらない。
そこでいくつかの打開策を試みたい。

まずは営業日と営業時間の変更

定休日は月、木曜 の週休二日 営業時間14:00~20:00
と5月20日以後変更させていただきます。

それともう一つ、5月20日(金)~29日(日)までの間、2016.Autumn&Winterのメインとなるアイテムに限り店内に展示しオーダーの受付をさせていただきます。

オーダーされたお客様優先に生産させていただきます。

条件としてオーダー後、締め切りまでに定額の半額以上を予約金としていただきオーダーが成立する形をとらせていただきます。

オーダー数があまりに少ないアイテムに関してはこちらの判断で生産を見合わせることもありますのでご了承ください。

それぞれ生産可能な数もそれほど多くはないのでオーダー数が生産数を満たした時点で閉め切らせていただきます。

展示期間中にご来店できないお客様には電話での対応もさせていただきます。
以上が今できる精一杯のTHEREなる試みです。

THEREを愛してくれる人たちに良き事として理解していただけたら幸いです。

                                                                                          照井 利幸