GRAFFITI

2014.11.28

尾道最後の日々

今、アトリエを尾道から東京へ移す準備をしている。1年半と短い間だったがアルバム1枚を仕上げ1ツアーを周り最後に尾道でライブもする事ができた。こののどかな環境で一人黙々と創作して過ごした日々が自分の中に様々な変化を起こした。この小さな田舎町を通して世界やこの国を感じる事で再び世界最先端の街、東京で表現したい欲望がわき起こった。シンプルに自分が正しいと思う事、楽しいと思う事、美しいと感じる事をもっと表現したくてたまらない。そう思わせてくれたここでの日々は人生の中に確かに刻まれるだろう。もう残り少ない尾道の日々を楽しみたいと思う。

追伸

新聞でこの頃デジタルカメラの売れ行きが下がっていると書いてあった。それはスマートフォンのカメラ機能の性能が上がり続けているかららしい。わざわざカメラを持たずともポケットに入り通話やインターネット、その他様々な使いようができるんじゃカメラなんて買わないよなと思う。この写真はスマートフォンで撮ったものだが、確かにそれなりに綺麗だし気楽にいつでもどこでもパシャパシャと撮れてすごく便利だが、気に入った被写体や風景に出会うたびにカメラを持ってくればよかったなぁと思うんだなぁ。やっぱり便利よりも面倒なカメラがいいなぁ。

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2014.11.14

悪童日記

つい2日前、アゴタ.クリストフのベストセラー小説「悪童日記」が映画化されもうすでに上映されていたことを知った。もう何年も前この作品を読んで衝撃を受け、続編に「ふたりの証拠」、「第三の嘘」と三部作だが夢中になってあっという間に読み終えてしまった。好きな本のベスト5には入っているほど好きな作品だ。ネットで映画について調べてみるとなんと今日が上映最終日、これは行くしかないと日比谷の映画館まで行く。ちょうど5分ほど前に席についてふと周りを見回すと平日のわりにはそこそこ人が入っていてとても年齢層が高かった。ベストセラーとはそういうものかと納得。2時間弱、内容はずっしりと見応えがあり小説から想像する世界とほとんどずれることなく忠実に描かれていた。戦時中の不条理で厳しく過酷な世界を生き抜く双子の話なのだが、生き抜く為に二人が自らに課す試練が凄い。生きるとはまさにそうだと思えた。家に戻りふとFacebookのアカウントを削除する。もっと強く激しく生きたいと思う。

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