GRAFFITI

2014.09.28

葬る

これから書こうとしている内容にこの「葬る」というタイトルが的確なのかと考えている。何となく”葬る”とは死に対して敬意を払っているというか、これまでの生に感謝を込めて別れを告げるというような意味合いがあるのではないかと思うのだが実際、辞書を引いてみると意外にそんなきれいごとは何一つ記されていない。どちらかというと打ち消すような例文がほとんどだ。まぁそれはそれでいいやと思い自分の解釈で押し切らせてもらおう。

先日、9月23日に広島、福山にあるポレポレという小さな店でライブをした。それを最後にソロでのライブ活動をやめにした。その理由を表向きに言えば”作品として表現する事の困難”とでも言おうか。でも本音はただシンプルに”意欲消沈”。レコーディングでは思いのままにできる事がライブではできない。それは当たり前、レコードは作品ライブはライブと思う。でもそれはそれぞれの持ち味、良さがあっての意味でありそれを実感できない以上潔くやめようと決心した。バンドを離れ独りになった時に素直に自然に芽生えた”静”の音楽。レコーディングでその世界を探求して作り上げる行為には強い意欲と意志を持っているが、それをライブで表現する事を考えた時にどこか違和感を感じる。それ以上の表現が必要なのか?って。作品では幾重にも重ねられた音がライブでは独り演奏、それでもやってるうちにいろんなアイディアや発見もあり、最終的には映像表現、音響までも自分一人でやってしまった。でもそれが終点だと感じた。

自分の中で始まって手探りでここまで前進してきたがここで行き先を見失ってしまったひとつの旅を葬る事にした。そして今、また新たな旅に出ようと思う。創作意欲はこれまで以上に高まってるしやりたい事は山ほどある。音楽に限らず情熱を傾けられるすべての創作に全身全霊で挑むつもりだ。今までライブに足を運び応援してくれた人たちどうもありがとう。この先の事は今は話せないが向かうべき道を見つけたから心配無用。これからの作品や活動を通していつかまたみんなに会える日を楽しみにしています。最後に、何かを想像して作りあげるという事は人間にとって一番崇高で美しい行為だと思っている。だからみんなにも存分に楽しんでほしい。何でもいい、自分を素直に解き放てばきっと何か発見できるから。

それでは、また新しい旅のnewsを届けます。