GRAFFITI

2019.05.31

揺るぎない源流の流れ

タツヤと二人っきりでライブをやるのは初めてだ。

そもそもこの企画の発端はSignalsのレコーディングから解放され自由な表現欲が湧いてきた俺がタツヤに「一人叩きライブ」の飛び入り参加をしたいとメールをしたところから始まった。
最後にTwin Tailに参加したのはいつだったか忘れたが、それ以来のライブなのでかなり久しぶりだ。
その間俺はソロ、Signalsで活動、タツヤは数え切れないほど多くのセッションを経験したことだろう。
それぞれ全く別の世界に生きている二人が何のプランも立てずいきなりステージに立ち音で交わるとどうなるか?
長いブランクを経てお互いがどう変わったのか?
そういうことは音を出せばすべてがわかる。

当日のリハーサルもサウンドチェックだけに抑え本番を迎えた。
会場いっぱいのお客さんに見守られて2セットのセッション。
ただひたすらに緊張感の中から吐き出される音から何かを掴もうと奮起する。
ライブを終えた時、感じるのは脳の疲労感。
俺たち二人の日が終わった。
翌日ライブを思い返して頭に浮かんできたことは
”お互い何も変わってなかったなぁ”というシンプルな感想だった。
それを踏まえてBlankey Jet Cityを今振り返ると永遠に交わることのない
源流の流れのようだと思う。
それぞれが揺るぎない流れを持っている。
その3本の源流がぶつかり合う様に興奮したのではないかと思う。
そんなバンドは唯一無二だと思うから。
永遠のない儚さゆえその瞬間が美しいのだろう。

 

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Photo : Yoshie Tominaga